いつもココロに太陽を~私らしく楽しくアラフィフ~

働く独身アラフィフの飾り気ない日常と思いと未来。

雪組千秋楽と朝月希和ちゃんのサヨナラショー

こんばんは、眞木まき子です。

仕事をなんとか調整し、大劇場へ行ってまいりました。
千秋楽をナマで観るのは安蘭さんの退団公演ぶり?

昔はフィナーレ近くになると仕事を中座して立ち見しておりましたね。
ペンと録音機器片手にオペラを首からぶら下げ、ヒールで立つのはなかなかつらかった…。
そんな昔のコトを思い出しました。

実は少し、観る前はドキドキしていて。

彩風さんは、相手役さんにデレデレしない人。
体育会系故でしょうか、いや気質でしょうか、自分に厳しく芸事に限界を作らない、ストイックでプロ魂をことさら感じる人。
相手役さんにも、いや、相手役さんだからこそ容赦せず妥協せず切磋琢磨されたのではないか。
それはオフのお二人のコンビ感でなんとなくにおわされるコトがしばしばでした。
トップになる前はそんな感じではなかったような。
時々、もう…テレビやオフ(シーン)でも演技してくれよ…と思うコトがあった。なんかピリっとした空気を感じるコトが。
でも舞台上では、役やポジションをしっかり維持し、トップコンビとしての華やかさや夢を存分に見せてくれていた。

でも。

サヨナラショーや挨拶などでどんな感じになるのだろう…、そのストイックな空気が前面に出ていたらどうしよう…
キライになるかもしれない…どうしよう…

と思っていた。観る前までは。

結果、まったくの杞憂。

本当に、本当に、素晴らしかったです。
サヨナラショーではトップスターとしての空気を一変させ、きわちゃんを立て、きわちゃんの王子様として静かに存在し、
歌い踊る場面でも主役きわちゃんの相手役としての雰囲気を醸し出す彩風さんが終始いた。
もう、その姿に感動しました。そして、彩風さんに支えられ、ヒロインきわちゃんは光り輝いていた。

きわちゃん、とってもとってもかわいくてキレイで素晴らしかった!!

ル・ポァゾンのオープニングも、
海の見える街ショートバージョンも、
何もかも!
花組である時代のほうが長いし、花組の時のほうがヒロインを経験しているはずなのに、雪組の曲ばかりで構成されたサヨナラショー、
楽しくて寂しくて、ほっこりする、きわちゃんらしい15分間でした。
ラストシーンの秀逸さったら!
夢白ちゃんには気づかなかった。東京の大千秋楽では見逃さないようにしたい。

きわちゃんの彩風さんへの感謝、嘘のない思い、進化した娘役像、尊敬でいっぱいです。

今日という日を劇場で迎えられてありがたかった。宝塚ファン歴の長い私ですが、忘れられない1ページになります。